道草小噺 最果てが近かった

子供の頃とても遠い地だったと思っていた場所が、大人になって車🚙に乗るようになると一瞬で着いてしまったりします。
車便利だなぁとかそう言う事じゃないのです。

驚くのは、子供時代はいかに狭い世界が全てだと思っていたか、と言う事。
小学校の通学エリアが全てだったりするじゃないですか。
徒歩🚶‍♂️30分圏内くらいが全てなわけです。

中学校に行くといくつかの小学校が集まったエリアに世界が広がる。
出会うことが無かった土地の子と友達になり、自転車🚲通学をする人がほとんどなので、学チャリで別の小学校エリアにも進出することになったりします。
この辺りが子供時代の活動エリアの限界です。
最果ては自転車で1時間くらいの小さなゲームセンター🎰でした。
そこにしかないアーケードゲームがあって、同じ部活の友達とゲームをやりにいくわけです。
数分で終わってしまう体験に100円投入するわけですから、結構な浪費だったなと。
この最果てゲームセンターは特徴的な場所にあり、建物も特徴的。

今はバイトに行くときにこの建物の屋根が見えたりします。
一瞬で最果てラインを超えてしまうわけですよね。
いつも近くを通るたびに、ここまでが世界の全てだったんだよなと思うんです。

屋根だけしか見えないので、下にあるゲームセンターが今どうなっているかは分かりません。
バイトの帰りに寄ってみたとして、10分も余計にかからないで帰れるでしょう。
でも何となくその場所には行かない。
ゲームセンターは当然無くなっているでしょう。
それを見たくない。
廃墟のようになっているかもしれないから、近づかないのです。

自転車をこいで、最果てまで通ったあの思い出を壊したくないのかな。
ちょっと狭い世界が全てだった時代を美化したいのかもしれません。

でもまた行ってみたい、訪れてみた気持ちも少しある。
思い出の場所に行きたい気持ちって誰でもあるでしょう。
だから結構揺れるんですよね。

屋根を見るといつも考えるんです。

今日もあぜ道通信に来てくれてありがとう。

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